壁の向こうが見えてきます

旧キッチンの壁を解体しています。
室内の圧迫感を生み出していた「原因」のひとつでもあった旧キッチンの「壁」。
洗面室やトイレへの動線と交差する位置にあり、玄関側廊下の壁としても機能する位置でした。
背面キッチンとして設置した分、バルコニー側のリビングのスペースは確保出来ていましたが、
光と視界を遮り圧迫感を感じさせる、文字通りの「壁」になっていました。

取り外す事で、別の風景が見えてきます。

(左:施工前、右:工事中)
洋室(1)の壁を撤去。開放感がアップ。

(左:施工前、右:工事中)
旧キッチンの撤去で、新しい空間が登場!

(左:施工前、右:工事中)
キッチン撤去後に、デスクスペースを構築。

旧フローリングの張り替えは決まっていましたが、「床下」の状態によっては床組みの再工事が必要かも…。
排水管探索の際に確認した結果、張り替えのみで大丈夫!
心配していたコストアップは回避できました。さらに全室張り替えではなく、2つの洋室はそのままに。
おかげで、大切なリフォーム予算をセーブ出来ました。

完成に近づきます

新しい壁にアクセントクロスも設置。
フローリングを張り替えると、次は住宅設備へ。

システムキッチンも出来上がっていきます!

完成へ向けていよいよ…
と、その前にシンプルですが、「空間を最大限に活かすための細かな工夫」を紹介しておきます。

「省スペース」でコツコツと

限られた室内空間を、できるだけ有効に使うこと。
つまり「省スペース」の徹底です。

今回は、ドアと廊下の見直しで「空間を有効活用する」ご提案でした。

① ドアを無くす

改装前は、水廻りへの動線に「引き戸」がありました。
キッチンが真横にあるための仕切りですが、改修ではこれを撤去します。
浴室に脱衣室・トイレにそれぞれドアがあるので、改めて仕切る必要は無いと考えました。
単に開口部としておく方が、奥行き感があってゆとりを感じます。

(左:施工前、右:工事中)
水廻りへの引き戸を撤去。

旧洋室(1)をリビングスペースとして改装するために、ドアとその隣の壁面(非構造壁)を撤去しました。省スペースとは少し意味合いが異なりますが、仕切らない空間をうまく作り出すことでよりゆとりを感じて頂けると思います。

(左:施工前、右:工事中)
洋室(1)の引き戸と壁の一部を撤去。

② 引き戸に替える

主寝室の開き扉を、吊下げ式の「引き戸」に変更しました。
ドアの開閉スペースを無くす事で、デッドスペースがなくなります。

主寝室の内開きドアを取り外します。

上部に吊レールを設置して、引き戸に変更!
足元のレール金具は不要です。

主寝室となる洋室は、開き扉を「引き戸」に変更する計画でした。
入口の上に設置した吊レールで開閉しますが、ちょうど良い高さの引き戸が無く「特注品」になってしまいます。

施主とご相談の結果、既製品の引き戸を採用する事に。
高さがある分少し不格好ですが、扉が閉まると分らないのでこちらに決定。
僅かな節約になりましたが、塵も積もれば…。

コスト削減に努力します。

③ 廊下を無くす

旧キッチンを撤去したことで、玄関からの廊下部分をダイニングスペースに組み入れる事が出来ました。LDドアは玄関ホールに設置し、ダイニングを広くする事が出来ました。

(左:施工前、中央&右:完成)
廊下を撤去し、LDドアはガラスをアップ。
玄関部分も明るくなります。



ドアひとつの空間でも、無駄にはしません。
細かな部分ですが、ほんの小さなスペースへのこだわりを大切に積み重ねていく事で、住み良さは大きく進化します。

リフォームの完成が近づいてきました。

●次回:「遂に完成」に続きます。