この壁を、外したい…

一般的なマンションでは、太い柱と梁で建物を支えていて、
室内を仕切る内壁は「撤去や新設」が比較的簡単に行えます。

今回の物件はワンフロア1戸のコンパクトマンションなので、
「建物を支える壁(構造壁)」と「部屋の壁」が兼用になっています。
つまり「壊せない(外せない)壁」が存在しており、
プランニングの自由度がかなり制限されてしまいます。

外せる壁は2箇所のみ

入手できた設計図面では、取り外せる壁は2箇所のみ(泣)。(右図紫の部分)
グレーの壁は全て構造壁ですので、洋室(1)と洋室(2)をどの様に使うかを考える事になります。

取り外せる壁部分(紫色の部分)

いざ、現地調査へ

設計図書と購入時(現況)の販売用図面を見比べると、何やら「見えない」部分がありそうです。
過去に数回のリフォーム工事を経ているとの事ですが、それらの経過は全く不明です。

工事の都合などで様々なモノの位置が変更されていたとしても、きちんと記録に残っているとは限りません。

プラン構築にあたり現地調査は必須ですが、今回は「発掘」も伴う大がかりな調査になりそうですね。

●次回:「排水管はどこ?」に続きます。(Comming Soon)