ベースカラーを決めましょう

ご夫婦お気に入りのキッチン写真。
キッチンのスタイルはもちろんですが、インテリアの配色に惹かれたとの事。

・温かみのあるナチュラルグレー系のフローリング

・落ち着いたトーンのクロス色
・深みのあるモノトーンのポイントカラー

ただ、室内の明るさは確保したいとの事で、
クロスのカラーはグレーをベースに組み立てていく事となりました。

ベースカラーを決定しました


ポイントカラーはブラックを使い、濃度の異なるグレーのバリエーションでまとめています。

キッチンの配色を、CGでチェック

インテリアのベースカラーが決まってきたので、今回メインのキッチンを選びましょう!

どのメーカーのキッチンが良いかは、好みはもちろん機能や特殊なオーダー(サイズとか様々)の柔軟性など様々な要素が絡みますので、ひとつの会社の製品だけをプッシュする事はありません。
(ショールームにも同行して、これは!と思う製品探しには喜んでご一緒しています。)

大まかな希望(予算を含む)を基に、キッチンのデザイン・コスト・オプションの内容等を検討してどのメーカーにするのかを決定します。

おすすめしたメーカー3社から、お気に入りのキッチンイメージに合わせた商品をそれぞれ選定し、メーカーの各担当者に伝えます。

各メーカーのプレゼン・見積りを基に、デザイン・コスト・オプション内容を比較して、メーカーを決定します。

今回はオープンスタイルのキッチンなので、LDKの中でもいちばん「存在感」があります。
このカラーリングが「全体のインテリアデザインを決めてしまう」ため、慎重に検討します。

メーカーさんのプレゼンボード。CGでカラーリングをチェック。
チョイスした設備も確認できます。

食器棚や造作棚などの部材なども、合わせて依頼すれば統一感もアップ。

実物サンプルは「必須」アイテム

写真では本当の色が分かりにくい…。
そうです、その通りです。実物のカラーサンプルを見ながら確認するのが、いかに大切かがよーくわかりますね。

リノベーションやリフォームの現場に、これらの実物サンプルを持ち込んでチェックするのもおススメの方法です。
よりリアルなイメージを確かめる事ができますよ。

「内窓」を取り付けたい

室内の冷暖房効率を高め、「結露」や「騒音」対策にも有効な樹脂サッシ(内窓)の取り付けをご希望でした。賃貸住宅の「窓」にだいぶお悩みでしたので、高断熱対策の補助金制度も利用できる事から、全ての窓に樹脂サッシを採用する事にしました。

実は、インテリアカラーの配色を考慮する際に、この内窓が大活躍してくれたのです。

一戸建てと違い、集合住宅の窓は勝手に交換できません。つまりサッシの「枠の色」が変更出来ないため、室内カラーの統一感が損なわれてしまいます。
樹脂サッシの「内窓」なら枠のカラーを選ぶことが出来るので、うまく組み合わせれば理想的なカラーデザインに組み込めます。

些細なことかも知れませんが、理想の住まいをカタチ作るうえで重要なチョイスとなりました。

「内窓」で補助金

経済産業省、国土交通省、環境省で取り組んでいる「先進的窓リノベ」という制度。既存の窓に樹脂製の「内窓」を設置する事で、冷暖房効率が向上する=省エネに。条件に適う内窓の工事を行えば補助金がもらえる制度を利用できました。予算枠が決まっているなど、細かな条件がありますが、無事に交付となりました。

内窓の枠色は、お部屋ごとに使い分けも可能。
LDKは「グレー」を、子ども部屋には「ホワイト」をチョイス。

「あかり」は、大切です

「照明」にもこだわります。

キッチンのご希望イメージにあった、ダイニングテーブルを照らすペンダントライトやダウンライトなど「あかり」へのこだわりがありました。

一般的な天井の「シーリングライト」では、明るく均一の光が魅力ですが、陰影の変化に乏しいため空間が狭く見えてしまいます。
かと言って、ダイニングテーブルを照らすペンダントライトだけでは、手元は明るくなるものの全体が暗くなってしまいます。

色温度と照度を計算

照明メーカーのラボの方々と、色温度と照度などをじっくりと検討いたしました

【ダイニング・キッチン】

点灯箇所に少し工夫して、ダウンライト・ブラケットライト(調光付)・ペンダントライトを組み合わせ「光のリズム」を付けられる様に照明設計を考えてみました。

【リビング】

ダウンライト・ブラケットライトで組み合わせ。
照度が足りなければ天井のシーリングライト追加が出来る様にローゼットを設置します。

あれ? コストは…

ご希望のイメージに沿う様に工夫を凝らしてきましたが、何事にも「予算」という「現実」が立ちふさがります。さあ、必要なものを見極めましょう。

●次回:「コストの話し」に続きます。