しばらくは3人、
独立後は夫婦二人のくらしへ

じっくりとご要望などをお伺いできる機会となりました。
リノベーションの前提条件として、当初はご夫婦+娘さんの3人暮らしをお考え中との事。
ただ、そう遠くない時期に娘さんも独立する予定だとの事で、その後は夫婦2人で暮らす構想をお持ちでした。
なるほど、「和室を洋室化」して可変性を持たせたい理由が分かりましたね。

ご要望をまとめます

ご主人のご希望

●定年を見据えた環境づくり

そろそろ65歳定年を意識して、在宅勤務が増えている。
そのためにも、自宅で快適に仕事ができる環境にしたいとの事。
また、愛用のTVボードは新居でも使用したいとの事。

●静かな空間へ

就寝時は出来るだけ暗く、静かな環境にしたい。
就寝時間が家族で異なり、各部屋が離れている方が気にならなくて良いとの事。

●娘さんの独立後

娘さんの部屋として考えている洋室は、独立後にはご主人の部屋として使うつもり。
ただ、浴室やトイレに近く、洋室ドアを遮音性能の高いものにしたい。

奥様のご希望

●作品作りの作業場が欲しい

切り絵作品を制作されている奥様は、たくさんの絵本をお持ちです。
その絵本に囲まれながら、作業するお部屋を一部屋確保したいとの事。キッチンに一番近い北側の洋室をご自分の部屋にお考え中でした。

●できるだけ現居の家具類を使いたい

切り絵の制作ツールなど、作業に必要なものを収めている家具も、大事な道具のひとつです。奥様の部屋はこれらの家具類を効率よく収納できるスペースが必要ですね。

●料理は得意。様々なツールをしまいたい

色々なキッチンツールや食材をしまえる、収納力のあるキッチンが欲しい。ただし、片づけは少し苦手なので、キッチン内が見えにくいクローズタイプが理想。

内装への想い

「じゅらく調」の壁面

京都で訪れたお店が素敵で、ご夫婦のお好みが一致。床が「ナチュラルな色」のお部屋で、壁のトーンを落として辛子色の「じゅらく調」の和風の仕上げが素敵だったとの事。


●「じゅらく調」とは…伝統的な塗り壁(土壁)のうち、京都の聚楽第(豊臣秀吉が建てたので有名です)の周辺で採取される良質な「土」で塗られた壁を「聚楽壁」と呼びます。格調高い和の雰囲気と土特有の温かみのある質感が特徴ですが、この雰囲気を壁紙や仕上げ材で再現できる様にしたものを「じゅらく調」と呼びます。

まだプランニングがスタートしたばかりですから、途中で変わる事もあるかもしれません。でも具体的なカラーや雰囲気の方向性が掴めたのは大きな収穫でした。

「間接照明」のご希望

「やわらかな光」の演出

直接光を少なくして、柔らかな間接光で住まいを彩る…
施主様のご希望は「間接照明」の設置でした。
LEDタイプの急速な普及により、調光はもちろん色調の切り替え(白色から電球色)も可能な機種が揃います。

どうしても特定の光量が欲しい場合は、スポットタイプのLEDと組み合わせての設置も可能です。

会社勤めの長い方に多いのが、勤務先での効率を追求した真っ白な蛍光灯の光からの脱却です。一日中高輝度の光の下で過ごされるわけですから、自宅にいる時こそ寛ぎの光に包まれてリラックスしたいもの。オンとオフの切り替えに、照明は大きな力を発揮します。

ですが、間接光を取り入れたいと思っても、簡単には実現できません。通常のお住まいの照明器具は、居室の中央にあるブラケットに取り付けるしかありません。壁面などに間接照明を配置しようとしても、賃貸住宅ではほぼ不可能でしょう。

リフォームのメリットは、照明計画の再構築も可能になる事です。必要な場所に、お好みの灯かりを灯す事が出来ますよ!
灯りの刷新は、住まいの印象を大きく変える力があります。照明でお悩みの方は、ぜひご相談くださいね…

工期は半年かかります

リノベーションの完成までなるべく早くとのご要望でしたが、いろいろな検討が必要となるので6か月は見ていただきたいとお伝えしました。
まだ施工会社も決まっていませんし、プランの設計もまだ端緒。それに施工図面の入手…
あ、一番肝心なことがまだでした。
そうなんです。購入したお部屋の引き渡し時期! 
現物を見ずにプランは作れません。

●次回:「ルームツアー」に続きます。